混合診療について

日本では国民が公的保険に加入しており、病院などで診察を受けたときには公的保険を使って医療費の大半が免除されるようになっています。ただ公的保険で免除されるのは、公的に認められているものだけで、認められていないものは公的保険のカバーを受けられません。これを自由診療と言います。
混合診療とは、この自由診療と公的保険を併用した診療です。基本的に日本ではこの診療方法は認められておらず、もし併用したいのであれば、公的保険の部分も全て自己負担をしなければなりません。これは国が認めていない治療を高額にすることで、安全性の高い医療サービスを展開するためと、財力がある人とない人の間に治療によって差が生じないようにするためです。
ただしがんはコンパッショネート使用制度という例外措置を取ることによって、この診療が認められています。がんは進行すると命を脅かす、危険な病気です。他に治療方法がなく、未承認薬を使用したり未承認の治療を行わなければならない場合は、患者の希望と自己責任で自由診療と公的保険の混合ができます。
この診療方法には、患者自身が治療法を広く選べるというメリットがあります。一方で医療費削減のために今まで公的保険で対応できていたものも、保険がきかなくなる可能性があります。

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